激しい運動をした時に発汗作用がおきますが、この汗の中に『カルシウム』が含まれています。体の中からカルシウムが排出されています。日本人は平均的にカルシウムを摂る量が不足していると言われていますが、特に運動選手は余分にカルシウムが必要なのです。厚生労働省は成人一日に必要なカルシウムを600mgとしていますが、実際には摂取されていないのが現状です。
もう一つ厄介な『カルシウム』どろぼうがいます。それは食品添加物の主に[リン酸塩]という物です。スーパーで売られている殆どの物に保存料の目的等で添加されています。(コーラ・インスタント食品・ハム・菓子パン・おにぎり等々・)リン酸塩は、直接体に害を及ぼす物ではありませんが、いったん体内に入ると、体の中にある『カルシウム』と結びついて、共に体外へ排出されてしまいます。よくカルシウム入りのお菓子等ありますが、袋の裏の表示をチェックしてみて下さい。[リン酸塩]又は[乳化剤]等の記載があったらせっかくカルシウム入りなのに、カルシウムを奪う食品に早変わりしてしまいますね。
人間には生命維持機能として、血液の中のカルシウム濃度が一定に保たれる仕組みが備わっています。もし万が一、一定濃度を下回ると神経伝達が出来なくなり心臓も止まっちゃうんですよ!! そうならない為に防衛手段として、自分の骨からカルシウムを溶かし出して血中濃度を保っています。これをパラドックス現象と言いますが、厄介な事にこれはだらだらと続き、やがて骨粗鬆症等になってしまいます。
運動選手の故障を防ぐために、また5年後10年後の未来の自分の健康の為に、意識して充分なカルシウム摂取を心掛けましょう〜!!
【おまけ】
寝返りは、寝ている間に骨の矯正をしています。そして動く事でリンパの流れも良くなるとか。ただ寝相の悪いのと寝返りは違うみたいですよ??