今日は、折れやすい骨と折れにくい骨のお話をしましょう。骨はカルシウムで出来ているのはご存じですね。大木をイメージして下さい。
丈夫そうです。しかし、大木は台風の時、風で薙ぎ倒されてしまう事があります。それに対して、細いすすきは、しなるので折れにくいですね。つまり頑丈そうに見えても、しなやかさがないと折れやすいという事ですという事は、骨に例えますと、カルシウムだけで、コラーゲンが足りない骨は堅いですが、折れやすい!!
対してコラーゲンがたっぷりの骨は、しなりやすく折れにくい!! スポーツ選手でも故障の多い人少ない人の差は、こんな所からも来ているのではないでしょうか。これらの両方の性質を持っていれば、なお良いという事になりますね。
骨は大量のカルシウムと、コラーゲン(タンパク質)と微量ミネラルで出来ています。コラーゲンが土台となり、それがカルシウムをつなぎ止めています。コラーゲンは骨の重量の約2割、骨のタンパク質の約8割を占めています。又、関節にある軟骨にもたっぷりとあり、アキレス腱は80%以上がコラーゲンで出来ています。それらがちゃんとある事で、強くてしなやかで、故障しにくい骨が出来るのです。
これから骨を丈夫にしたいとお考えの方は、適度な重さの荷物を持ったり、適度な運動をして骨に負荷をかける事が大事です。骨に負荷をかける事で『骨芽(こつが)細胞』(骨を作る細胞)が活発に動き始めます。反対に『破骨(はこつ)細胞』(何もしなくても常時骨を壊す細胞)があります。骨が再生するのはこれらのおかげです。ついでに、宇宙飛行士は無重力空間で骨に負荷がかからない為、骨芽細胞が働かず、骨が弱くなる一方なのですよ〜!!
【おまけ】
私の事務所では【D】だって・どうせ・でも・
だけどは禁句です。「どんだけ〜」はOK!意識
して【K】きっと・必ず・等を使ってみましょう