皆さんの皮膚には『皮膚常在菌』という菌が、およそ1兆個住んでいます。多くは無害であり、むしろ体に役立つ働きをしてくれています。最近「除菌」「抗菌」をうたっている商品をよく耳にしますね。とてもいい印象を与えますが、よく注意しないと、お肌のトラブルの原因になる事があります。今回は、この『皮膚常在菌』の働きをよくする為に、毎日の生活での注意点をあげてみました。
1.洗いすぎない(にきび等も)
練習で汚れたからと何度も入浴したり、ごしごし洗いや擦り過ぎは角質層を傷つけ、お肌のトラブルの原因になる事があります。ボディーブラシやナイロンタオル等を使わず、手で洗う事をお勧めします。
2.殺菌剤入りの洗浄剤は出来るだけ避ける
液状の洗浄剤には、腐敗を避ける為に、殺菌剤や防腐剤が加えられている物もあります。この殺菌剤は善玉の『皮膚常在菌』をも死滅させてしまう恐れがあります。洗浄剤の成分を確かめ、皮膚に優しい物を選びましょう。
3.「除菌」「抗菌」グッズを使い過ぎない
洗剤・消臭スプレー・肌着・タオル等、除菌・抗菌と名付けられた物はたくさんあります。こうした製品を多用する事によって、皮膚の善玉菌まで排除してしまうと、逆に免疫力を弱めてしまう事になり、皮膚常在菌のバランスを崩す事になります。
4.乾燥を避け、汗をかく
善玉の『皮膚常在菌』は、餌となる好物の「汗と皮脂」を与えないと育ちが悪くなります。冬でも適度な運動を心掛け、汗をかく習慣をつくりましょう。
※お勧め書籍[人体常在菌のはなしー美人は菌でつくられる]青木皐(集英社)
【おまけ】
夢は口に出して言ってみましょう。10回言えば叶うといわれていますね。ただ11回以上言い過ぎると、吐いてしまうとか?? (漢字を見てね)